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冬のくだものの王様と言えば“みかん”。
みかんはカゼのくすりとしても昔から珍重されてきました。カゼをひいてしまった場合には、みかんの皮(陳皮:チンピ)5〜10gを細かく刻み、これに熱湯を注ぎ、砂糖を少々加えて一日に3回ほど飲むと良いと言われています。陳皮は、みかんの皮を日に干してよく乾燥させたもので、家庭でもすぐに作ることができます。
ヘスペリジン(ビタミンP)は、ポリフェノールの一種で、この陳皮の主成分です。
ビタミンPは、ビタミン様物質と呼ばれるもので、ヘスペリジン、ルチン、エリオシトリン等の総称です。これらビタミンPのうち、みかん由来のポリフェノールがヘスペリジンです。またヘスペリジンは、みかんの実の部分よりも皮や袋、スジに多く含まれています。みかんの皮は食べれませんが、袋やスジは実と一緒に食べた方がヘスペリジンをしっかりと摂取することができます。
ヘスペリジンは柑橘類に多く含まれ、従来から健康維持のための重要な栄養素として知られています。具体的には毛細血管の強化、血中コレステロール値の改善効果、血流改善効果、抗アレルギー作用、発ガン抑制作用などがあるといわれています。
毛細血管は、体の組織と栄養や酸素のやりとりをしているので、適度に透過性が保たれている必要があります。ヘスペリジン(ビタミンP)は、この透過性が良くなりすぎるのを抑える働きがあります。毛細血管の透過性が良くなりすぎる現象は、浮腫、出血および高血圧症などの症状で表れ、糖尿病、痔症、慢性静脈不全症、壊血病、潰瘍などの疾病を引き起こすことがあります。古くは1939年に報告された研究結果では、胸膜炎、結核、グレーブス病および脚気などの種々の臨床症例において、ヘスペリジン30mgを毎日投与すると、血管透過性が低下することが報告されています。つまり、ヘスペリジンは、いわば毛細血管のメンテナンス係ということができます。
中性脂肪が増加すると、善玉コレステロールを減らし悪玉コレステロールを増加させるので、動脈硬化を引き起こしたり、脳血栓や心筋梗塞の原因にもなります。
動物を使った実験では、血中脂質が正常なラットと高コレステロール血症を誘発したラットにヘスペリジンを投与すると、コレステロール値、LDL値(悪玉コレステロール値)、総脂質およびトリグリセライドの濃度を著しく低下させる一方、HDL値(善玉コレステロール値)の濃度を上昇させたという報告があります。
血圧が上がる原因の一つに、血管の収縮をコントロールする酸化窒素の機能停止があります。酸化窒素が活性酸素と結合して働けなくなり、血管が縮みっ放しになってしまいます。実は、これを防止する働きがビタミンCにあるのですが、ビタミンCは非常に壊れやすく、なかなか力を発揮することができません。そこで、ビタミンCが力を発揮できる強い味方がヘスペリジンです。ヘスペリジン(ビタミンP)は、壊れやすいビタミンCを安定化させる働きがあります。ヘスペリジンに助けられたビタミンCは、活性酸素を撃退し、血流を改善する事によって血圧の上昇を防ぎます。
ヘスペリジン(ビタミンP)には、抗アレルギー作用があると言われています。ヘスペリジンは、他のフラボノイドと比較すると、好塩基球細胞の脱顆粒をほとんど抑制しないことや、結腸細胞の機能に対する作用も弱いことが報告されており、細胞に及ぼす直接的な作用は弱いと考えられています。従って副作用の心配もほとんどありません。
つまりヘスペリジンは、アレルギー反応に対しては、血管透過性を抑制する働きによって花粉症やアトピー性皮膚炎の症状を緩和すると考えられています。
ヘスペリジン(ビタミンP)およびそのアグリコンであるヘスペレチンの発ガン抑制作用については多くの報告があります。マウスやラットを用いた実験では、ヘスペリジンとジオスミンの混合物を、腫瘍の初期段階に8週間投与すると、発ガンを抑制したという報告があります。
発ガン抑制作用については、口腔ガン、食道ガン、胃ガン、大腸ガンに関する報告があり、その効果が複数の部位において確認されています。
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| 江崎グリコ ニュースリリース | ||
| ●2007年 5月21日リリース | ||
| 滋賀県立大学と共同で「酵素処理ヘスペリジンの経口摂取が女性の冷房冷えを抑制する効果」について 第61回日本栄養・食糧学会大会にて発表 | ||
| ●2007年 4月2日リリース | ||
| 「糖転移ヘスペリジンの肌質改善効果」について 日本薬学会第127年会で発表 | ||
| ●2005年 5月16日リリース | ||
| 低用量投与での「酵素処理ヘスペリジンの冷え症改善効果」について 第59回 日本栄養・食糧学会で発表 | ||
| ●2004年 5月23日リリース | ||
| 「酵素処理ヘスペリジンの冷え症改善効果」を 第58回 日本栄養・食糧学会で発表 | ||
| ●2004年 3月31日リリース | ||
| 江崎グリコ、久留米大学、北里大学などの研究グループが「ヘスペリジン配糖体摂取によるヒトのリウマチ症状改善効果について」を 第124年会 日本薬学会にて発表 | ||
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| 【参考】 | 糖転移ヘスペリジンに関するグリコの研究開発成果のご報告 PDF(約2.1MB 4ページ) |
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